フランチャイズに加盟して失敗した人が、再び成功を目指してチャレンジする場合に知っておきたいポイントや知識について解説します。
フランチャイズ加盟は、安全な起業手段のように思いがちですが、実は日本政策金融公庫総合研究所の調査によると、2001年開業で2003年までの廃業の割合が、フランチャイズ加盟企業が非加盟企業の約2倍となっているそうです。
FC加盟でトラブルの主な原因として、以下の点が挙げられます。
これらは、FC加盟の前にしっかり調査すればある程度の予測ができることですが、FCそのものはその地域での業務予測の保証をしてくれないということにあります。「この場所でうまくいくか」という最終的な判断は、自身の調査に委ねられているといえるのです。
また、資金関係のトラブルや見込み違いなども、比較的よく見られる問題といえるでしょう。つまりFCの基本は、「開業のサポートはするがそれ以外は自己責任」というスタンスであるということです。
もちろん、FC本部によって経営方針や費用、サポートの内容などは異なり、すべてのFCが悪いというわけではありません。しかし、トラブルを避けるためにも、信頼できるFCを見つけることが重要だと言えるのです。
創業に係る費用は、名目として挙げられている金額では足りないことが多いでしょう。
その理由は、事業活動に必要な車両やパソコン、電話やファックスなどの設備機器の準備費用は自己負担が基本だからです。それだけを考えてもかなりの金額になるので、実際の創業には数百万円近い費用が必要になることも考えられます。
その場合に利用したいのが融資制度です。
FCによっては、融資の相談や紹介をしてくれるところもあるようです。しかし、実際に融資を受けるには、いくつかの手続き上の課題があることを知っておく必要があります。
事業に係る総経費の1/10以上、あるいは1/2~1/3程度の自己資金が必要とされています。ということは、実際に融資を受けようと思っても、自己資金がほとんどなければ、わずかな融資しか受けられないということになるのです。
もし自己資金が少ない状態で融資を受けると、開業当初赤字が出た場合にはすぐに債務超過に陥ってしまう可能性があります。そうすると、融資そのものが破綻してしまうのです。
したがって、自己資金を増資するか、債務超過にならないよう利益をだすかの二者択一となってしまうことを忘れないようにしましょう。
創業にあたって、初期費用の低いFCを5社ピックアップしてみました。
トータルでかかる費用と利益をしっかり予測したうえで、最適なFCを見つけることが大切です。
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