最適なフランチャイザーの選び方を解説！開業成功の第一歩！

フランチャイズとは商品の販売など、営業形態の仕組みのことを指します。

たとえばコンビニの名称は店の看板と言えます。その店の看板を掲げながら商売を行い、商品やサービスを販売できるという正当な権利を付与してもらえるシステムが「フランチャイズ」です。

ここで権利を与える側のことを「フランチャイザー」と言います。

一般的には本部と呼ばれることが多いです。

その一方で権利を与えられ、商売によって得た利益の一部を本部に対価として支払う側を「フランチャイジー」と呼びます。

まずはフランチャイズのメリットとデメリットを確認！

最適なフランチャイザーを選ぶには、まずフランチャイズ加盟のメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。

フランチャイズ加盟のメリットは「信頼度の高さ」

フランチャイズのシステムは飲食業やサービス業など、幅広い分野で盛んに導入されています。フランチャイジーとして企業に加盟することは、開業を目指す人にとっては多くのメリットがあります。

まず、すでに一定の顧客層を持っている大手の企業に加盟できれば、一から顧客開拓をする必要がなくなります。有名で客足の多いお店ということは、それだけ客からの信頼度も高いということ。

フランチャイズに加盟してその店の看板を使用すると、開店した時にはすでに高い信頼を勝ち取っている、といえるのです。本部の看板を持つことによって、高い集客効果を初期段階から見込めることになります。

デメリットを理解したうえでフランチャイザー探しを

メリットの多いフランチャイズのシステムですが、加盟するフランチャイザーを誤ると将来的にオーナーとしての立場を維持することが難しくなる恐れがあります。フランチャイズは利益拡大のためのより良い手法を伝授してもらえる一方で、その店ごとの方針によっていくつかの制限を課せられています。

たとえば、

売れ残った商品であっても値下げが禁止されている
安い仕入れ先を開拓する術があっても取引先を限定されている

というように、得られるかもしれない利益をみすみす逃さなければならない場合もあるのです。

さらにフランチャイジーにはロイヤリティの支払い義務があります。このパーセンテージが高ければ高いほど、実際に手元に残る利益は少なくなるのです。開業のためには有効な手段となるフランチャイズでも、どのフランチャイザーを選ぶかによって明暗がわかれます。

最適なフランチャイザーを選ぶ3つのポイント

それでは、良いフランチャイザーを選ぶためのポイントを見ていきましょう。

経験のある業種を選ぶのがベスト！

全国にあるフランチャイザーは莫大な数に上りますが、フランチャイズで開業を目指す人にとってはそれだけ選択肢の幅が広いということになります。しかし沢山の選択肢があるからといって、どれでも好きな業種を選べば良いというものではありません。

自分に合った業種であるのか、または興味のある業種であるのか、これらの点はフランチャイザーを選択するうえでの最低限のラインです。

さらに、以前勤めていた企業での実績や実務経験があるなど、内容を把握できている業種が最も望ましいでしょう。本部の看板があるからといって、全く知らない分野で一から始めることほど難しいものはありません。

未経験者でも加入できるのはフランチャイズのメリットでもありますが、早い段階での成果獲得を目指したければ、経験のある業種を選んだほうがより得策です。

フランチャイザーの経営方針が自分に合うか見極める

フランチャイザーの方針はそれぞれの企業ごとに異なりますが、加盟店として長く続けるためにも十分なサポート体制が整っていることは大切です。また、経営方針のうえで合わない部分も営業を続けていくうちに出てくるかもしれません。衝突する部分はあるのか、ある場合には納得できる範囲の経営方針であるのか、加盟する前の事前調査を欠かしてはなりません。